3-2自分の市場価値とは|場所・年齢・技術・知識の4軸
章を通して読む 第3章の節(全3節):3-1 要点・市場価値とは何か / 3-2 技術と知識の違い / 3-3 相談先・記録・チェックリスト
技術と知識の違い
似ていますが、企業から見た価値が違うので分けて考えます。
- 技術は「手を動かしてできること」です。たとえば、経理の決算処理、プログラミング、営業での新規開拓、工程管理。成果物や数字で示せます。
- 知識は「知っていることで、判断や提案に活きるもの」です。たとえば、業界の商慣習、法令、顧客の事情、自社製品の周辺の技術。経験が長い人ほど蓄積があります。
若い人は技術を、経験を積んだ人は知識を、それぞれ強みにしやすいと言われます。ただし、知識だけで技術の証拠がない職務経歴書は、評価されにくい例があります。両方を、具体的な場面で書けるようにします(第15章)。
買い手の側から見る
企業が中途採用をするのは、多くの場合、特定の穴を埋めるためです。だから市場価値は「その穴に、自分がどれだけ合うか」で決まります。次の3つを考えます。
- 自分が埋められる穴は何か(どの業界・職種・規模の会社で必要とされるか)
- その穴を、他の人が埋めやすいか(同じ経歴の人が多いか、希少か)
- その穴に、企業はいくら払えるか(業界・規模・地域の相場)
4軸を書き出す
次の表に書き出します。1つの軸に1〜3行で構いません。
| 軸 | 現時点の自分(事実だけ) | 強み・弱みの仮説 |
|---|---|---|
| 場所 | ||
| 年齢 | ||
| 技術 | ||
| 知識 |
「事実だけ」に、主観(自信がある、ない)は入れません。仮説の欄に書きます。事実と仮説を分けておくと、エージェントや友人に聞いた意見と比べやすくなります(第8章)。