4-2転職と場所|地域の求人倍率・賃金・在宅の考え方
章を通して読む 第4章の節(全3節):4-1 要点・地域による違い / 4-2 在宅勤務は、時期で大きく変わった / 4-3 相談先・記録・チェックリスト
在宅勤務は、時期で大きく変わった
在宅勤務の条件は、この数年で大きく動きました。コロナ禍で広がり、コロナ後もしばらく在宅可の求人が目立ちましたが、現在は出社を基本にする会社が増えています。パーソル総合研究所の調査(2026年7月実施)では、テレワーク実施率は21.4%で前年同期より1.1ポイント低く、「原則出社」の割合は24.6%で2年連続で増えました。一方で、テレワークをしている人の81.6%は継続を希望していて、働く人の希望と会社の方針にずれがあります。
- 「在宅可」の求人でも、入社後に出社の頻度が変わる例があります。
- 過去の口コミや体験談の「在宅OK」は、今は違うことがあります。
- 応募時に、週の出社日数と、方針が変わる可能性を面接で確かめ、労働条件通知書に書いてもらいます(第18章)。
このように、市場の条件は時間で変わります。数年前の常識で、今の求人を判断しません。
転居を伴う転職の費用
転居をするなら、転職先の年収の上下だけでなく、次を足し引きして比べます。
- 引っ越し費用と、会社からの補助(転居費用の支給が入社条件にあるか)
- 住居費の差(家賃、ローンが残る場合は二重に払う期間)
- 通勤費と、通勤時間の差
- 家族の教育・仕事への影響
会社都合の転勤と違い、自己都合の転職では引っ越し費用が出ないこともあります。内定の前後に、支給の有無を条件として書面で確かめます(第18章)。
自分の「場所」を調べる手順
- 通勤できる範囲(片道の上限時間)を決める。
- その範囲で、自分の職種の求人を、求人サイトとハローワークの求人検索で件数だけ数える(第13章)。
- 年収の分布(下限〜上限)をメモする。件数が少なければ、範囲を広げるか在宅可を入れて再度数える。
- 都道府県別の賃金と比べ、自分の範囲が相場より高いか低いかを見る。