9-2転職の探し方の全体像|エージェント・サイト・公的支援の違い
章を通して読む 第9章の節(全3節):9-1 要点・6つの入口を並べる / 9-2 求職者からお金を取る入口は原則ない / 9-3 相談先・記録・チェックリスト
求職者からお金を取る入口は原則ない
職業安定法により、有料職業紹介事業者は、求職者から手数料を取ることが原則として認められていません(例外は、芸能家・モデルなど法令で定められた一部の職業)。石川労働局の案内も、求職者から手数料を取ることは原則としてできないと説明しています。
- 「登録料」「入会金」「面談料」を求められたら、その場で支払わず、都道府県労働局に確認します。
- 「必ず内定が取れる」「保証する」という言い方も、鵜呑みにしません。内定は企業が決めるからです。
- 転職の講座・コーチングなど、紹介事業とは別の有料サービスもあります。これは職業紹介とは別の契約で、料金・内容・解約条件を書面で確かめます。
組み合わせ方
1つの入口に絞ると、求人の偏りがそのまま自分の選択肢になります。よくある組み合わせの例です。
- エージェント2〜3社 + 転職サイト1〜2 + ハローワーク(地元の求人・訓練)
- 在職中で時間が少ない場合:エージェント中心、サイトは検索条件の保存で通知を受ける。
- 職種を変える場合:ハローワークの訓練や、紹介予定派遣も候補に入れる。
複数を使うときは、同じ求人に重ねて応募しないよう、応募の管理表で経路を記録します(第17章)。
「非公開求人」の考え方
エージェントは「非公開求人」を持つと説明します。非公開の理由は、競合に知られたくない、応募が殺到するのを避けたい、といった企業の事情です。ただし次の点に注意します。
- 非公開であることと、条件が良いことは、別の話です。
- 求人の量と質は、エージェント経由と、サイト経由で一部が重なります。同じ求人が複数の経路にあることもあります。
- 「あなただけに紹介する」という言い方は、理由を聞きます。