7-1転職と知識・学び直し|教育訓練給付と職業訓練の使い方
章を通して読む 第7章の節(全4節):7-1 要点・知識の棚卸し / 7-2 教育訓練給付 / 7-3 学び直しが、転職に生きない場合 / 7-4 相談先・記録・チェックリスト
この章の要点
- 知識は「業界・顧客・制度・業務の流れ」など、判断や提案に活きるものです。長い経験の蓄積が強みになります。
- 学び直しには公的な支援があります。雇用保険の教育訓練給付では、一般で費用の20%(上限10万円)など、講座の種類で割合が違います。
- 学ぶ前に、対象の講座か、自分が受けられる条件かを、ハローワークで確かめます。
知識の棚卸し
技術(第6章)と分けて、次のような知識を書き出します。
- 業界の知識:商慣習、取引の流れ、競合、業界の規制。
- 顧客・市場の知識:どんな顧客が何に困り、何を求めるか。
- 制度・法令の知識:業務に関わる法律、会計・税、社内外のルール。
- 業務の知識:製品・サービスの仕組み、業務の流れ、システムの全体像。
知識は、面接で「なぜそう判断したのか」を聞かれたときに出てきます。職務経歴書には、知識が判断を助けた具体例(「〇〇の規制を踏まえて、△△を提案し、○○を防いだ」)を添えると伝わります。
学び直しをするとき
異なる職種・分野へ移るときや、経験を新しい分野に広げたいとき、学び直しが必要になることがあります。方法は次の通りです。
| 方法 | 特徴 | 費用の支援 |
|---|---|---|
| 資格・講座(民間) | 期間と内容が明確 | 教育訓練給付の対象講座なら一部支給 |
| 大学・専門学校の講座 | 体系的に学べる | 専門実践教育訓練給付の対象講座がある |
| 公共職業訓練(ハロートレーニング) | 離職者向けの無料の訓練(テキスト代などは自己負担)が中心 | 受講にはハローワークでの手続きが必要 |
| 独学・オンライン学習 | 費用が低い | 原則なし |