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第2章転職の目的と条件の決め方|譲れる線と譲れない線

節ごとに読む:2-1 2-2

POINT

この章の要点

理由を二つに分ける

転職したい理由は、次の二つに分けると整理できます。

「離れたい」だけの転職は、その不満がなくなれば目的を失います。逆に「近づきたい」だけで、今の不満を見落とすと、同じ不満に転職先でまた出会うこともあります。両方を書き、それぞれに「転職以外で解決できるか」も添えます。たとえば、異動の希望を出す、上司と話す、労働時間の相談を人事にするなどです。

5つの条件を「譲れる線/譲れない線」で書く

次の表を、自分用に書き写して埋めます。

条件 譲れない線 譲れる線 今の状態
年収 例:年収○○万円以上(家計の下限) 例:○○万円までなら、成長が見込めれば許容
場所 例:通勤○分以内/転居は不可 例:週○日在宅なら○分まで
働き方 例:残業月○時間まで/土日休み 例:繁忙期の残業は可
仕事内容 例:今の経験を活かせる 例:新しい分野でも学べる環境なら
会社 例:事業が安定している 例:小さくても成長中なら

年収の「譲れない線」は、好みではなく家計から決めます。毎月の支出、ローン、教育費の予定を足し上げて、手取りの下限を出し、そこから額面の目安を逆算します。

譲れない線は、少なく

譲れない線を5つも6つも並べると、当てはまる求人がなくなります。「これが崩れたら辞める」と言えるものだけを、多くても2〜3個に絞ります。それ以外は「譲れる線」に移して、幅を持たせます。

時間がたつと、市場の条件も変わる

自分の条件だけでなく、市場の側も変わります。たとえば在宅勤務は、コロナ禍で広がり、コロナ後もしばらく「在宅可」の求人が目立ちましたが、いまは出社を基本にする会社が増えています(第4章)。数年前の口コミや体験談の「条件」は、そのまま今の求人に当てはまるとは限りません。条件の表は、今の求人票と面接で確かめ直します。

条件は変わってよい

活動を進めるうちに、条件は変わります。市場の様子(第8章)を見て、年収の見込みが高すぎた、場所を広げたほうがよい、と分かることもあります。変えたときは、変えた理由と日付を記録します。後から「なぜ方針を変えたか」が分かるようにするためです。

家族との共有

転居や年収の増減が伴うときは、家族の生活が変わります。決める前に、条件の表を見せて話しておくと、後で揉めにくくなります。話した内容と、家族の希望(譲れない線)も記録します。

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CHECK

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出典

事実の確認表

主張 出典 確認日
(この章は考え方の整理で、制度・数字の主張を含まない) — 2026-09-30
参考

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