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第6章転職のスキルの棚卸し|技術を証拠つきで書き出す方法

節ごとに読む:6-1 6-2 6-3

POINT

この章の要点

棚卸しの手順

  1. 仕事を全部書く:今の職場と過去の職場で担当した仕事を、思いつくまま書きます。小さな仕事も入れます。
  2. 1つずつ「場面・行動・結果」で書く:どんな状況で、自分が何をして、どうなったか。
  3. 結果を数字にする:売上、件数、時間、コスト、人数、期間。正確な数字が出ないときは、概算でよいので幅で書き、概算と分かるようにします。
  4. 専門か汎用かに分ける(次の表)。
  5. 求人票と照らし合わせる:応募したい求人の「必須」「歓迎」の条件に、自分の項目を対応させます。

書き出しの表

場面(状況) 行動(自分がしたこと) 結果(数字) 種類
例:月次決算の締めが遅れていた 例:入力手順を見直し、チェック表を作った 例:締めが5営業日→3営業日 専門(経理)
例:新人の教育担当になった 例:週1回の面談と手順書を作った 例:3人全員が半年で独り立ち 汎用(育成)

専門スキルと汎用スキル

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、職業ごとに、仕事の内容、求められるスキル・知識、統計上の賃金などを調べられます。自分の仕事を、公的な職業の分類に当てはめて見ると、求人票の言葉と自分の言葉を合わせやすくなります。

求人票と照らし合わせる

求人票の条件には、「必須」と「歓迎」があります。

自分の項目を並べた表に、応募したい求人3〜5件の必須条件を書き足し、何割を満たすかを見ます。大半を満たすなら書類は通る可能性があり、半分以下なら、条件を見直すか、技術を補う(第7章)ことを考えます。

資格の位置づけ

資格は、知識や技術の一定の水準を示す証拠になります。ただし次の点に注意します。

AIで棚卸しを手伝ってもらうプロンプトの例

ChatGPT・Gemini・Claudeなどの対話型AIに、質問役をしてもらうと、自分では気づかない経験を掘り起こしやすくなります。次の文を貼り付け、〔 〕の中を自分の情報に置き換えて使います。

あなたはキャリアカウンセラーです。私のスキルの棚卸しを手伝ってください。
私は〔40〕歳で、〔業種〕の会社で〔15〕年働いてきました。主な経歴は次のとおりです。
〔例:営業5年→営業企画5年→課長5年〕
進め方:
1. 経歴の時期ごとに、私に質問を3つずつしてください。担当した業務、関わった人数、扱った金額や件数、使った道具、難しかったことと工夫を聞き出してください。一度に聞くのは1問ずつにしてください。
2. 私の答えから、成果を数字で表せるものを見つけ、「前→後」の形で書き直してください。数字がないものは、変化を具体的な言葉で書いてください。
3. 最後に、スキルを「どこでも通じる力」「専門の知識・技術」「資格・ツール」の3つに分けて表にしてください。
4. 社内用語や自社のシステム名は、他社の人にも通じる一般的な言葉に言い換えてください。
注意:私が言っていない経験や数字を作らないでください。分からないところは質問してください。

うまく引き出せたら、続けて次のように頼むと、応募先に合わせた整理ができます。

次の求人票の「必須」と「歓迎」の条件に、さきほどの棚卸しのどの経験が当てはまるかを表にしてください。当てはまらない条件は、どう補えるか(学ぶ・近い経験で説明する)も書いてください。
〔求人票の本文を貼り付け〕

AIに入れてはいけないもの:今の会社・前の会社の社外秘の情報(顧客名、取引条件、売上の内訳、社内の数字など)、同僚や取引先の個人情報、自分のマイナンバーや口座番号。数字は割合や規模感に置き換えて入れます。AIの出した文は、事実と違う点や盛りすぎた表現がないか、必ず自分で確かめてから使います。

相談先

記録

この章で記録しておくこと

CHECK

この章のチェックリスト

出典

事実の確認表

主張 出典 確認日
job tagで職業ごとの情報が調べられる 厚生労働省 職業情報提供サイト https://shigoto.mhlw.go.jp/User(サイトの存在を確認) 2026-09-30
場面・行動・結果の書き方、専門・汎用の分け方、資格の評価 一般的な整理(経験則)。「〜と言われる」として紹介 2026-09-30
参考

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